仕事

回復するために

朝、あの人が大好きだった音楽を流したら、涙が止まらなくなった。どうしてあの人がこの曲を愛していたのか、聴けば聴くほど胸の奥でよくわかっていく。旋律に触れるたび、記憶がひとつずつ浮かび上がってきて、仕事へ向かう足が今日はどうしても前に進まなか...
思い出

うどんの味

あの日、あの人は、僕のためにうどんを選んでくれた。その何気ない優しさが、本当に嬉しくて胸に沁みた。締めのうどんを作るとき、卵を片手で割った僕を見て、あの人は「すごい」と言ってくれた。その一言は、ずっと欲しかった言葉だったのかもしれない。照れ...
アニメ

小さな柱に正されて

写真は、仕事で使っているピンク色のペン。鬼滅の刃で炭治郎の声を担当している、花江夏樹さんをモチーフにしたものだ。「人は弱いからこそ支え合うんだ」と、揺るがないまなざしで炭治郎は言った。その静かな姿勢に触れるたび、僕はそっと背筋が伸びる。まだ...
仕事

温かな『る』朝の星

朝の準備の中で、ふと見つけた。しりとりで出てこなかった、2人で考えた温かな「る」ルイボスティーだ。どうしてあのとき出てこなかったんだろう。毎日、からだを温めてくれている飲み物なのに。どうして思い出せなかったんだろう。左手のルイボスティーを眺...
思い出

その時々のしりとりを

今日は、ゆっくり体を起こして、なんとかシャワーを浴びることができた。湯気の中で少しずつ体がほぐれていく感じがして、こういう小さな積み重ねが今の僕には大事なんだと思えた。あの人を誘ったLINEには、まだ返事はないけれど、きっと今は、それぞれの...
思い出

温度をそっと大切に

今朝、大切なあの人から届いた、うさぎのリアクション。壁の向こうからチラッと顔を出すようなその表情に、やわらかさが混ざっていたように見えた。でも、もしかしたら心配もさせてしまったのかもしれない。それでも、あの人の目はキラキラしていて、どこか安...
思い出

溶けていく境界

昨日から、あの人からの光は届いていない。それでも、どこかで同じように揺れてくれている気がする。君が君であるために。僕が僕であるために。揺れながら立っているのは、きっとお互いさまなんだと思う。心が揺れた一日だった。気持ちはゆっくり咀嚼したい。...
音楽

君が君であるために

大切なあの人から勧めてもらった曲。あの人が大好きな曲。尾崎豊さんの「僕が僕であるために」今日一日、営業先へ向かう道のりで、ずっとこの曲を聴いていた。スマホのバッテリーが減っていることにも気づかないほど、何度も繰り返していた。「僕が僕であるた...
仕事

心温まるコップを

今の自分の気持ちを、できるだけそのまま言葉にしておきたい。それは、あの人との関係を大切にしたいからこそだ。朝から涙が止まらなくて、体のどこにも力が入らなかった。シャワーを浴びる気力もなくて、朝食にも手が伸びなかった。うまく動けない自分を責め...
音楽

僕が僕であるために

久しぶりに、大切なあの人に会えた。待ち合わせ前に送ったメッセージに返ってきた光は、どこか緊張しているように見えた。だから向かう前に、三つのことを胸に置いた。泣かないこと。口角を上げること。目を見て話すこと。冬の空気を吸い込みながら、その小さ...