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春先の向日葵のように胸を張ろう

春らしい穏やかな日差しが部屋に差し込み、一日の始まりを告げていた。今日はメンタルクリニックの通院日だ。いつもなら運転で向かうところだが、左目を痛めているため、相棒である車は家でお留守番。代わりに、今日は初めて路線バスを使って向かってみること...
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八百余段先のクッションに

休職という凪のような時間の中に身を置いているせいか、最近はどうも日付の感覚が朧げになっていた。今日が何月何日であるか。それを思い出させてくれたのは、あの人の言葉だった。日付は変わったが、今日も、感謝を伝えるために僕は山へ向かう。昨日からずっ...
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石段に落ちた椿の花

今日は3月9日、サンキューの日であることを、あの人が教えてくれた。そんな特別な日に、あの人は僕に言葉を向けてくれた。その響きが、心の奥底にゆっくりと、けれど確かに染み渡っていくのを感じた。こちらこそ、とコンマ0.1秒もたたずに声が出ていた。...
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こぼれ落ちた涙でも

昨晩から居座っていた雲が、昼過ぎにはゆっくりと退き始めた。青空が少しだけ覗き、陽の光が差し込む。その光景に背中を押されるように、自然と足が前へ出る。時折、雲の隙間から顔を出す太陽を眺めながら、30分ほどのウォーキング。向かった先は、いつもの...
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雲を吊れるくらいに

昼前までは雨が降っていた。午後は、いつでもまた雨を降らせそうな、少し大きな雲を腰にさした青空が広がっていた。そんな空を見上げながら、僕は車を出した。向かうは大阪方面。環状線から南へ、ユニバーサルスタジオジャパンの案内標識が見えた。不意に、少...
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50mg先の笑顔

昨日から降り続く雨のせいか、心療内科の待合室はいつもより静かだった。どんよりとした空模様とは裏腹に、僕の順番は思いのほか早く、30分ほどで呼ばれた。診察室での先生との会話は、いつも通り淡々と進む。眠れているかという問いに、今日は7時間眠れた...
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資格と呼吸を胸に置き

学科試験、実技試験とも、無事に合格することができた。四日間、共に切磋琢磨した受講生の皆さんも、本当にお疲れさまでした。今は、張り詰めていた糸が解けたような安堵感に包まれている。正直、試験前はかなりの緊張があった。そんな僕を支えてくれたのは、...
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魔法の言葉に救われて

最近の僕は、知らず知らずのうちに焦っていた。休職という期間。資格取得のために訪れた岐阜でも、試験自体には自信を持って挑めたはずなのに、どこか心は落ち着かなかった。同じ試験を受けに来ていた二人組。試験の合間に会社から電話がかかってきて、忙しそ...
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揺れる心とクレーンと

午後は実技講習、そして試験本番だった。クレーンの操作は、想像以上に奥が深い。北から南へ、西から東へ。荷を揺らさないよう目的地まで運ぶ。ほんの少しの操作ミス、スイッチを押すタイミングのズレが、荷を大きな振り子のように揺らしてしまう。共に受講し...
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私生活の「ぽけてなし」

今日はクレーンの学科と実技講習。午前中、ある講師の話を聞き、自分自身の姿勢について深く考えさせられた。その講師は、かつてトヨタと取引のある部品メーカーの製造現場で責任者を務めていた方だ。語られたのは、ある工場査察のエピソードだった。トヨタの...