旅行

仕事

八百余段先のクッションに

休職という凪のような時間の中に身を置いているせいか、最近はどうも日付の感覚が朧げになっていた。今日が何月何日であるか。それを思い出させてくれたのは、あの人の言葉だった。日付は変わったが、今日も、感謝を伝えるために僕は山へ向かう。昨日からずっ...
仕事

石段に落ちた椿の花

今日は3月9日、サンキューの日であることを、あの人が教えてくれた。そんな特別な日に、あの人は僕に言葉を向けてくれた。その響きが、心の奥底にゆっくりと、けれど確かに染み渡っていくのを感じた。こちらこそ、とコンマ0.1秒もたたずに声が出ていた。...
旅行

洗礼の風に吹かれて

昨日から、どうにも気持ちが塞いでいた。芸術に触れ、ビジネスの視点に触れ、頭では多くの刺激を受け取っているはずなのに、心だけが置き去りにされているような、そんな感覚。だからだろうか、理屈ではない自然という大きな存在に触れたくなった。行き先は、...
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六畳一間の世界旅行

図書館に向かったあと、カーショップに行くつもりだった。けれど、足はそちらに向かなかった。小さな違和感のようなものが、そっと肩を引いた気がした。静かな空間で、借りてきた本を開く。集中は途切れながらも、ロボットの本と、もう一冊『WE HAVE ...