旅行

仕事

未踏の光跡

夕方、大切なあの人から光をもらえた。長時間の運転でじんわり溜まっていた疲れが、その光にやわらかくほどけていくようだった。シートにもたれていた背中が、自然とスッと伸びた。午前は岐阜へ向かい、午後はそこから滋賀の長浜へ営業に向かった。長浜も雪は...
仕事

初雪と青い音色

あの人から、やわらかな光をもらえた。その光は、手のひらに落ちる月明かりのようで、“あたたかく過ごせていそうだ”という穏やかな気配をまとっていた。あの人も、あの人のペースで整えている。だからこそ、焦らず・止まらず・ぼちぼちと。その言葉を、今日...
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空白の花言葉

事務所の暖房をつけなくても一日を過ごせた。17時を過ぎても空は暗くない。季節がゆっくりと次の段階へ移ろっているのだろうか。会社を出た瞬間、ふと東の山稜へ視線が吸い寄せられた。その向こう側で、あの人が今日もあたたかく穏やかに過ごせているだろう...
旅行

根雪下の温度

週末が近づくと、心の深いところに根雪が積もっていく。あの人は今、暖かく過ごせているだろうか。体調はどうだろう。そんな思いが浮かぶたびに気持ちが揺れ、体も心も前へ踏み出す力を失ってしまう。何かを始めようとしても手が止まり、気持ちを整えるために...
仕事

相棒の余白

車のナンバーを決めるまで、ずっと迷っていた。朝、カーショップから「今日中にお願いします」と連絡が来たけれど、不思議と焦りはなかった。せっかく選べるのだから、適当にはしたくない。これから長く一緒に走る相棒だ。ひとつだけ大切にしたい意味はある。...
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晴れを待つジンクス

長い週末も、残すところあと半日。今日は16時から、市内のメンタルクリニックの受診日だ。あの明るくざわついた街を抜けて向かう前に、ひとつ深く息を吸った。空は曇りがちで、太陽は少し遠い。心も同じように揺れているけれど、「夜には晴れる」という予報...
旅行

未来への一歩

長い週末も、残すところあと一日。深夜三時、しぶんぎ座流星群のピークを意識して、部屋のベランダから空を見上げた。身体を冷やさないように、お気に入りのマグカップにピーチティーを入れて手に持つ。湯気の甘い香りが、まだ眠っている世界の静けさに溶けて...
仕事

包まれる時間

胃の手術をしてから、食べるという行為は以前よりずっと慎重になった。お昼は、昨日煮た大根をほんの少しだけ口にした。それだけでも、体が受け入れてくれるかどうかを確かめながらの食事だ。ダンピングが辛い日は、思い切って食事を抜くこともある。食べるこ...
旅行

1日1ミリの元旦

今日もらった言葉が、本当に嬉しかった。揺らぎを抱えたまま迎えた元日だったけれど、あの人から届いた挨拶は、静かな朝に差し込む光みたいに、胸の奥に一気に火を灯した。もらった時間がちょうど日の出と重なったのもあるだろう。それは奇跡みたいで、最高級...
思い出

笑顔咲く年、感謝から始まる年

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年は、日々の中にある小さな喜びや痛み、その瞬間に芽生えた気づきや感情を、これまで以上に丁寧に見つめていきたいと思っています。そして、1日にあった嬉しいこと、悲しいこ...