仕事

石段に落ちた椿の花

今日は3月9日、サンキューの日であることを、あの人が教えてくれた。そんな特別な日に、あの人は僕に言葉を向けてくれた。その響きが、心の奥底にゆっくりと、けれど確かに染み渡っていくのを感じた。こちらこそ、とコンマ0.1秒もたたずに声が出ていた。...
旅行

洗礼の風に吹かれて

昨日から、どうにも気持ちが塞いでいた。芸術に触れ、ビジネスの視点に触れ、頭では多くの刺激を受け取っているはずなのに、心だけが置き去りにされているような、そんな感覚。だからだろうか、理屈ではない自然という大きな存在に触れたくなった。行き先は、...
読書

深い眠りを求めて

膝を抱え、三角座りをして部屋に一人ぼっとしていた。穏やかな午後の始まりだったはずなのに。読書と睡眠に逃げ込もうとしても、ページをめくる指が止まり、まどろみの中でさえあの人を探していた。何をしていても、意識のどこかであの人を追いかけてしまう。...
仕事

こぼれ落ちた涙でも

昨晩から居座っていた雲が、昼過ぎにはゆっくりと退き始めた。青空が少しだけ覗き、陽の光が差し込む。その光景に背中を押されるように、自然と足が前へ出る。時折、雲の隙間から顔を出す太陽を眺めながら、30分ほどのウォーキング。向かった先は、いつもの...
勉強

空中で拾う命の熱

午前中は抜けるような晴天だった。午後からは天気が崩れるという予報が出ていたけれど、どうしても外に出たかった。何かをしたかった。その衝動に突き動かされるように、足はまた大阪、梅田へと向かっていた。目的地は、梅田スカイビル。今日は地上から見上げ...
読書

心は蒼穹の空模様

窓を開けると、春の予感を含んだ柔らかな風が部屋に流れ込んできた。見上げれば、吸い込まれそうなほど鮮やかな蒼穹が広がっている。今日の降水確率は『0%』非の打ち所がない快晴だ。そんな完璧な空模様を眺めていると、意識は自然と遠くで働くあの人へと向...
勉強

Slow Step, Deep Breath

時計の針はとうに深夜を回っている。静まり返った部屋でキーボードを叩く音だけが響く。本来ならもっと早く更新すべきだが、これが今の僕のリアルなリズムなのだと割り切ることにした。今日から新しく処方された睡眠薬を使い始めた。「寝つき」を改善するその...
仕事

雲を吊れるくらいに

昼前までは雨が降っていた。午後は、いつでもまた雨を降らせそうな、少し大きな雲を腰にさした青空が広がっていた。そんな空を見上げながら、僕は車を出した。向かうは大阪方面。環状線から南へ、ユニバーサルスタジオジャパンの案内標識が見えた。不意に、少...
仕事

50mg先の笑顔

昨日から降り続く雨のせいか、心療内科の待合室はいつもより静かだった。どんよりとした空模様とは裏腹に、僕の順番は思いのほか早く、30分ほどで呼ばれた。診察室での先生との会話は、いつも通り淡々と進む。眠れているかという問いに、今日は7時間眠れた...
仕事

資格と呼吸を胸に置き

学科試験、実技試験とも、無事に合格することができた。四日間、共に切磋琢磨した受講生の皆さんも、本当にお疲れさまでした。今は、張り詰めていた糸が解けたような安堵感に包まれている。正直、試験前はかなりの緊張があった。そんな僕を支えてくれたのは、...