ぼちぼちの歩み

仕事

微熱の序章

働けない日々が続くことへの悔しさが、朝の空気より先に、熱を帯びていた。焦りというより、静かに沈んでいくような感覚。それでも時間は止まらず、今日という日が始まっていく。少し微熱のある木曜日の朝。曜日を書き留めておかないと、世界の輪郭がぼやけて...
仕事

仮面越しの朝

現在、ブログメンテナンス中です。過去の記事も、復旧でき次第再掲させていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。今朝も朝ランへ。雨が降っていたので少しペースを上げる場面もあり、心拍数は上がったり下がったりしていた。気持ちもわずかに揺...
思い出

思い出のミュージカル

昨日のうちに投稿したかった。ちょうど食材を買いに出ていたとき、あの人が電話をかけてきてくれた。声を聞けたことが、寒い夜道も温かくなるほど嬉しかった。あの人も仕事終わりで疲れていたと思う。駅から家までのほんの数分でも話せた時間が、静かに心に残...
仕事

個包装に置いた傘

胃の手術のあと、主治医から梅もグミも粘膜を刺激するから、ひと月は我慢しましょうと言われていた。手術から二か月弱。昨日は食べようと思いながらも、結局手が伸びなかった梅味のグミを、今日になってようやく口にした。どこか身構えてしまう自分がいたけれ...
仕事

カーブミラーに映る涙

6時間眠ることができた。自然と目が覚めた朝は久しぶりだ。あの人の「ぼちぼちいきましょう」という光。声に出して言われたわけではないのに、その優しさは確かに胸に落ちて、昨晩の自分をそっと包んでくれるようだった。部屋はしんとしている。時計を手に取...
仕事

いつか、少年のまなざしで

トマトおでんを食べた。トマトの酸味が強く出て、それはそれで良かったけれど、もう少し出汁が強くても美味しいかもしれない。もうひとつのトマトは、昆布だしでゆっくり煮てみようと思う。明日はメンタルクリニックの通院日。睡眠については大きな変化はない...
仕事

味を染み込ませるように

午後はおでんの仕込み。トマトの湯剥きのために氷水に手を入れた瞬間、「ああ、自分は今、料理をしているんだ」と実感できた。料理が好きな自分を、そっと思い出せる時間。手を動かしているだけで、気持ちが少し落ち着いていく。トマトの皮は、一枚ずつ慎重に...
仕事

冬空のイースター

昨日は選挙速報を眺めていたら、気づけば夜更かししていた。就寝は午前2時。睡眠は5時間ほど。その短い眠りの中で、夢を見た。駅前の大きな交差点。壇上に立ち、働けない悔しさを、胸をつかむほどの痛みと一緒に叫んでいた。誰に向けてでもない叫び。それで...
読書

時間に追われない場所

晩御飯はご飯100グラム、納豆、卵焼き。よく噛めば、これだけでお腹いっぱいになる。図書館で、胃を切った人のための食事について書かれた本を借りた。僕の場合は部分切除なので、必要以上に神経質になることはないのかもしれない。それでも、次の検査が6...
仕事

青い雪の降る方へ

あの人から光が届いた。心配してくれているような、物陰からそっとのぞく控えめな光に、大丈夫だよと返したくなった。午前中の僕は、あの人のことや、体のこと、仕事のことを考えて、気持ちが少し沈みかけていた。働きたいのに思うように動けない自分に、ふと...