大切な人

仕事

味を染み込ませるように

午後はおでんの仕込み。トマトの湯剥きのために氷水に手を入れた瞬間、「ああ、自分は今、料理をしているんだ」と実感できた。料理が好きな自分を、そっと思い出せる時間。手を動かしているだけで、気持ちが少し落ち着いていく。トマトの皮は、一枚ずつ慎重に...
仕事

冬空のイースター

昨日は選挙速報を眺めていたら、気づけば夜更かししていた。就寝は午前2時。睡眠は5時間ほど。その短い眠りの中で、夢を見た。駅前の大きな交差点。壇上に立ち、働けない悔しさを、胸をつかむほどの痛みと一緒に叫んでいた。誰に向けてでもない叫び。それで...
読書

時間に追われない場所

晩御飯はご飯100グラム、納豆、卵焼き。よく噛めば、これだけでお腹いっぱいになる。図書館で、胃を切った人のための食事について書かれた本を借りた。僕の場合は部分切除なので、必要以上に神経質になることはないのかもしれない。それでも、次の検査が6...
仕事

青い雪の降る方へ

あの人から光が届いた。心配してくれているような、物陰からそっとのぞく控えめな光に、大丈夫だよと返したくなった。午前中の僕は、あの人のことや、体のこと、仕事のことを考えて、気持ちが少し沈みかけていた。働きたいのに思うように動けない自分に、ふと...
趣味

優しさの青りんご

4時に起きた。睡眠時間は4時間弱。毎朝起きてまずすることは、大切なあの人からもらったアップルウォッチを手首につけること。バンドは、昔から好きな青の色。背筋をそっと伸ばしてくれる青。この色を見るたびに、「これから頑張ろう」という温度が胸の奥で...
思い出

手のひらに宿る表情

ライブの感想を大切なあの人に伝えたら、にっこり笑顔で返してくれた。あの人の分まで楽しんだことが、ちゃんと届いたのかもしれない。胸の奥の乾いていた土に、やわらかな緑が芽吹くような感覚があった。もしブログも読んでくれていたらうれしい。花は光で育...
思い出

ひとりごとのセットリスト

今日は、薬に頼りながらだけど、6時間眠ることができた。あの人からもらった光と、ライブの余韻が心をそっと温めてくれたのだと思う。そのおかげで、いつもより少し早く眠りにつけた。主治医から言われている8時間にはまだ距離があるけれど、昨日もらえた光...
思い出

負けないで、ぼちぼちと

美術館からそのままの足で物販へ向かった。大阪フェスティバルホール。初めて訪れる場所。受付の方に「14時半から先行販売開始」と聞いていたので、狙っていたグッズを買いたくて、14時には並び始めた。それでもすでに50人以上が並んでいて、買えるだろ...

猫を超えた猫の気持ち

ライブ開演まで少し時間があったので、中之島美術館へ立ち寄った。入口の前で猫の彫刻を撮っていると、カメラマンの方に声をかけられた。ここへ向かう途中から、誰かを探すようにこちらを見ていたので、なんとなく視線を感じていた。撮影をお願いされ、驚きつ...
思い出

染まり、寄り添う日常と

青空が見れない。いい天気なのはわかる。日差しもあって、暖かいのに。今日のライブ。あの人が来られない理由は、結局わからないままだ。ただ、どうかゆっくり過ごせていたらと思う。体調を崩していないだろうか。感染症も流行っていると聞くから。あの人へ、...