うさぎと夜桜ユーフォリア

趣味

クッキーをチョコペンでデコレーションした。
今日は、どうしても“何かを作りたい”気持ちが消えなかった。
創作意欲の火を絶やしたくなくて、クッキーを焼くことにした。

100均でチョコペンを買った。店内はもうバレンタインの陳列でいっぱい。
少し胃がつかまれる感覚になり、押さえた。
30代後半の自分がお菓子を作るのは場違いなのかな、と胸もまた押さえた。

それでも家に帰り、型を抜いて、チョコペンで線を引いた。
世界に小さな可愛さがひとつ増えた気がした。

チョコペンでデコレーションするのは初めてだったけれど、
サモおとうさぎさんのクッキーは、思ったよりずっと可愛く仕上がった。
個体差があるけれど、少しずつ表情が違って、それぞれに個性があっていい。

夜桜の背景とうさぎさんに囲まれたサモおは、どこか誇らしげに見えた。
チョコは苦手だから、しばらくは観賞用。
胃のことも考えて、ゆっくり、少しずつ。

“食べられない弱さ”も、今はただの通過点。
そう思えるようになってきた自分に、少しだけ安心する。

今日は半日家にいた。
窓の外は雲が多かった気がする。風が吹いたらきっと寒かっただろう。
大切なあの人は、暖かく過ごせていただろうか。
昨日より冷えていたから、どうか柔らかい布に包まれていますように、とそっと願った。

耳に手を当てると、あの人の声がふわりと蘇る。
胸の奥に灯る小さなストーブみたいで、触れただけで冬の寒さが少し和らぐ。

今日は節分。卵焼きの細巻きを作った。
南南東を向いて、ひとことも話さずに。
よく噛みながら、あの人の食べ方を思い出す。
咀嚼のリズムまで、自然と合わせてしまう。

10分かけて細巻きを食べた。
昔の自分なら、1分もかからずに2本目に手を伸ばしていただろう。
けれど今は、ゆっくり味わうほうが落ち着く。
“時間を噛みしめる食べ方”が、少しだけ好きになってきた。

久しぶりにプリンターを使おうとしたら、
フィラメントが湿気でダメになっていた。
しばらく触っていなかったから仕方ない。
ネットで買い直すことにした。急ぐものでもないし、ぼちぼちでいい。

坂井さんの35周年ライブのグッズが公開されていて、どれも魅力的だった。
坂井さんらしい、シンプルでクールなデザインは、身にまとうと背筋が伸びる気がする。
当日に現地で買おう。
狙いはパーカーとTシャツ、ガジェットポーチ。
季節を問わず使えるものを選びたい。

明日は立春。冬から春への“季節の転換点”。
朝からメンタルクリニックへ向かう予定だ。
それもまた、回復へ向かう静かな一歩。

これからも、ぼちぼち、自分の歩幅で。
僕が僕であるために。

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