朝、車で会社へ向かう途中、あの日の記憶がひとつずつ浮かび上がってきて、ここ数日、前向きに変えられていた気持ちが、どうしても前に進まなかった。
市内ではない、近所の心療内科を受診した。先生と話しているうちに、また涙があふれてきた。
ティッシュがなくなるほど泣いても、涙は止まらなかった。
先生から適応障害についてスライドで説明を受けた。
この病気は、原因が自分でもわかっていて、解決できそうだと思えると、ほんの少しだけ息が戻ることがある。
あの人といたあの日、「笑顔が多い」と感じてくれたのは、そうした心の揺れが表に出る楽しいと思えた時間だったから。
けれど「やっぱり無理かもしれない」と感じた途端、また深く沈んでしまう。
今日のように涙が止まらなくなり、何もできなくなる。
その波が何度も押し寄せ、楽しいことがあっても力が湧かない日が続いていく。
診断書が出ていたのに休まなかったことを先生から叱られ、
薬と新しい診断書を受け取った。
それでも、自分を許すことがどうしてもできない。

仕事を頑張っている姿を、これからもあの人に伝えたい。
尊敬される自分でいたい。
なのに、あの人は信じてくれたのに、僕は今日会社を休んでしまった。
星を描いてくれた。ネコを描いてくれた。
うさぎの便箋に手紙を入れてくれた。
その優しさが、今も胸の奥で静かに光っているのに。
僕はあの人と“好き”を共有したい。
音楽でも、アニメでも、映画でも、好きな人の話でもいい。
これからもずっと、あの人の笑顔を見ていたい。
あの人とBTSの話で、心が自然と重なったあの瞬間。
触れちゃいけないと思ったのか、お互いそっと引っ込んでしまったあの寂しさが、
今も奥深くに楔のように残っている。
初めて食べたという春菊の味は、どうだったのだろう。
あの人はゴーヤが苦手だから、青味のある春菊も得意ではなかったかもしれない。
それでも我慢して食べたのだろうか。
その答えを、まだ聞けていない。
人として、友人として、恋愛として。
僕がまだ経験したことがないのかもしれない“ちゃんとした恋愛”を、
あの人にはしてほしいと、心から思う。
あの人には、自分の“好き”を思いきり追いかけてほしい。
大切な人だから。
ずっと大好きな人だから。
君が君であるために。
そして、僕が僕であるために。

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