先日の誘いへの戸惑いと、週末に抱えた鬱屈を胸に、昨日横浜へ向かった。巡った場所で写真を撮りながら思い出を振り返り、自分の気持ちの整理は果たしてこの方法でよいのかと、立ち止まりながら何度も考えた。病を抱える身体を必死に動かし、せっかく来たのだからやれることはやってみようと。
中華街では、かつて一緒に食べ歩いた記憶がよみがえった。体調を考え、紅蘭のエッグタルトをひとつだけ選ぶ。小さな甘さの中に、失われた時間の温もりが確かに残っていた。赤レンガ倉庫では横浜オルゴール堂を訪れ、かつて大切な人が興味を示していた場所で並ぶオルゴールを眺めながら、当時の会話を思い出していた。



隣に君がいない切なさを抱えながらも、ライブは始まった。構成は、お互いに好きだったスリーズブーケを中心としたもの。楡井望実さん。蓮ノ空のリーダーとして、そして今回はスリーズブーケプレゼンツのライブ構成。相当なプレッシャーがあったはずだ。それでも彼女の歌やダンスには自信しか見られなかった。(かなり後方の席だったが)戸惑いや迷いは微塵も感じられない。演じる日野下花帆がよく口にする「一緒に花咲かせよう」という言葉に、1人じゃないと思えた。
蓮のみんなの歌を直接聴くことで、久しぶりに少し笑顔になれた。切なさと笑顔、その両方が自分の核にあると感じる。歩みの中で矛盾する感情を抱えていても、それは確かに自分自身なのだ。
また、105期のはじまりの曲『Hello MyDream』。ライブで最後に披露されたこの曲は勝利よりも夢の共有を選ぶ物語であり、花帆がラブライブに出場しないと決めた姿勢は、未来の不確かさを受け入れながらも「今応援すること」の価値を示していた。私自身も、この曲を聴いて「大切な人を幸せにしたい」という願いから、「大切な人の夢を応援したい」という思いへと変わりつつある。
正直、5年後に生きているか分からない。誰かを幸せにできるのか不安になる時もある。けれど、この曲を通して、未来が不確かでも今届ける応援には確かな意味があると感じた。昨日の私が抱えた戸惑いや切なさも、今日の私が見つけた笑顔も、未来へ繋がる記録になる。今進むこの方向が、自分自身の未来にも重なっていくのだと信じたい。フラワーチェスト🌻


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