心が住む場所さがし

眠れない夜。静かに目を閉じると、これからの暮らしのことを考えてしまう。

最近、新しく住む場所を探している。
環境を変えたいと思うのは、自分の気持ちと向き合う時間を大切にしたいからだ。
場所を変えるという選択肢は、前に進むためのひとつの方法なのだと思っている。

地域のボランティア活動は続けたい。誰かの役に立てる場所があるというのは、思っている以上に心の支えになる。ただ、消防団については少し考え始めている。

準公務員という立場で、辞めれば退職金も出る。消防団は、夜中の出動もあれば訓練もある。責任も重く、仲間との絆も深い。地域の「安心」を守る最後の砦であることに誇りはある。

それでも、もし「環境を変えること」を優先するのなら、辞めるという選択肢もあるのかもしれない。消防団を離れるのなら、今の地域に縛られる理由も薄れる。

手術を経て、自分の人生をどう生きるかを改めて考えるようになった。自分の体に刃物を入れるという現実を受け入れ、乗り越えた。その経験は思っていた以上に大きな節目だった。でも、手術を乗り越えたからといって、心の整理が進むわけではない。むしろ、手術前より深く考えるようになった。

言葉はなくても、そっと応援してくれたこと。その優しさが、どれほど支えになったか。思い返すたびに胸の奥が温かくなる。

今になって思い出す。

あの人は「家を建てたい」と言っていた。どんな家を思い描いていたのだろう。

あの人は踊ることが好きで、音楽が流れると自然に身体が動いていた。踊っている時のあの人は、まるで光をまとっているようだった。僕は踊れないけれど、横でリズムをとっているだけで幸せだった。あの人が楽しそうにしている姿を見るだけで、自分まで踊っている気持ちになれた。

だからきっと、踊れるほどの広い空間がほしかったんじゃないか。好きな音楽が響いて、思いきり身体を動かせる場所。そんな家を、どこかで夢見ていたのかもしれない。
僕だって、マット運動ができるくらいの広さがあったら嬉しい。もし未来を一緒に歩めたなら、どんな家に住みたいか、そんな話もゆっくりしてみたかった。

体が快復したら、近くのアパマンショップにでも足を運んでみようか。

譲れない条件がひとつだけある。

ネコが飼えること。それだけは、どうしても外せない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました