心温まるコップを

今の自分の気持ちを、できるだけそのまま言葉にしておきたい。
それは、あの人との関係を大切にしたいからこそだ。

朝から涙が止まらなくて、
体のどこにも力が入らなかった。
シャワーを浴びる気力もなくて、
朝食にも手が伸びなかった。

うまく動けない自分を責めそうになる。
でも今日は、その弱さを過程として残しておきたい。
こんな朝もある。
それでも、冷たい風の中でも、
今日という一日はゆっくりと動き出していく。

昨日の夜から、曲を何度も聴き直し、
あの人からの手紙を何度も読み返している。

あの人は勇気を出して会いに来てくれた。
応援してくれている。
信じてくれている。
どうしようもないくらい、その優しさが胸に届いてくる。

流れ星と猫の絵。
紙に残った文字の温度に触れるたび、
昨日、自分が伝えた言葉が胸の奥でゆっくりと思い返される。

そのたびに、あの人との時間が、
まだ自分の中で静かに息をしていることを感じる。

新しいコップの話。
そして、今すでに別の場所に置かれているコップの話。

コップというのは、あの人の心にある信頼と安心のこと。
今あるコップというのは、彼に向けられている信頼と安心。

あの人の中にあった僕のコップは、一度壊れてしまった。
いや、壊してしまった。
壊れたコップは元には戻らない。

だから今は、自分の中に新しいコップを作っている最中だ。
あの人の心に新しいコップを置いてもらうよりも前に、
まずは自分の心を整え、形にしていく必要がある。

心を整えるにも、今の自分には壁が高く感じる日もある。
それでも、作り上げたコップを
いつかそっと差し出せるように、
一日一日を丁寧に積み重ねていきたい。

あの人の丁寧さを知っているから、
その優しさに恥じない形でありたい。
あの人には安心していてほしいと思っている。

胸を張れる僕でありたい。

温かいお茶をそっと注げるような、
手のひらに馴染む丸みのあるコップを作りたい。

急がず、割れ目を隠さず、
今の自分の温度に合った形で。

もっと努力して、あの人に見てもらいたい。
ただ、それは焦りではなく、静かな願いだ。
未来は決めつけずに、
今日の僕ができることをそっと続けていきたい。

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