今日も朝からいい天気が続いている。
目覚めてすぐ、大切なあの人のことを考えた。
「今日はどんな空を見上げているだろうか」
そう想うだけで、強張っていた体が少しだけ解けていくような気がする。
昨日よりは、いくらか動けるようになってきた。
ニュースを見ると、昨日は大阪マラソンが開催されていたらしい。
この大会には不思議な縁があり、僕は過去にランナーとして4回、ボランティアとして1回参加させてもらったことがある。
ランナーとしての記憶を辿れば、真っ先に思い浮かぶのは南港大橋の長い登り坂だ。
30キロを過ぎて限界に近いあの場所で、坂井泉水さんの『負けないで』が流れていた。
2019年以降はコースが変わり、ゴール地点がインテックス大阪ではなくなったため、あの坂道で響く歌声を知る人も今は少なくなったのかもしれない。
けれど、へとへとになりながらもあの歌声に背中を押された感覚は、今も僕の中に鮮明に残っている。
コース変更後は、ボランティアとして大会に参加した。
早朝、ランナーの手荷物を預かり、安全にゴールへと運ぶトラックへの積み込み。
その後は路上の放置自転車の撤去作業。これが正直、一番大変な役目だった。
大阪は路上駐輪が多く、ランナーや応援の方々が怪我をしないよう、一台一台移動させていく。
「未来の怪我人を一人でも減らすんだ」
人命に繋がる大切な役割を担っていることに、僕は誇りを感じていた。
フィニッシュ地点では、完走したランナーにタオルをかける役割を任された。
汗と涙が混じり合うゴール付近。必死に走り抜いてきた人たちの姿に、何度ももらい泣きをした。
一人、また一人とゴールしていくたび、「自分の役目ももうすぐ終わりか」と寂しさが込み上げ、また涙が溢れた。
ボランティアを経験して、自分たちがどれほど多くの人に支えられて走れていたのかを、身をもって知ることができた。
こうしてブログを書きながら思い出していると、当時の感謝が蘇り、また目頭が熱くなる。
大切なあの人は、今どうしているだろう。
僕の体調はまだ万全ではないから、報告はしっかり治ってからにしたいと思う。
今はただ、あの人が穏やかな一日を過ごせていることを、心から願っている。
未来を少しでも、明るい方へ。
誰かのために動けたあの日の誇りを胸に、今は自分の心と体を立て直そうと思う。
焦らず、気負わず。
あの人と笑い合える未来へ、またぼちぼちの歩みで。


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