朝は少しのランニングにした。
心のバッテリーが少し減っているのを感じる。腕立て伏せは続けているし、夕方にまた走れそうなら走りたいと思っている。
少し灰色が滲む、肌寒い朝の空気の中で、「あの人は今、忙しい時間を過ごしているだろうか」と思いを馳せることがある。
大変な時期にいるあの人の日常が、少しでも穏やかなリズムで刻まれていることを願うばかりだ。
先日のバレンタイン。
パンを贈ってくれた理由を聞いた。「チョコがなかったから」という飾らない言葉は、いかにもあの人らしく、僕の心に温かい灯をともしてくれた。
どんな形であれ、その瞬間に僕を思い出してくれたという事実が、ただ純粋に嬉しかった。
今の僕にできることは、何かを“する”ことではない。
あの人が望む「距離」を静かに守り続けることなのだと感じている。
それは、あの人が安心して自分のペースで歩けるよう、少し離れた場所から柔らかな光を送り続けるような関わり方。
ファントムのように、表に立たなくても、舞台の立役者であればいい。
未来は決めつけない。だけど、いずれは胸を張って歩けるように。
昨日の昼寝で見た不思議な夢。
空の彼方へと運んでいく白鷺が、遠くに小さくなるにつれ、ひらひらと舞う蝶のようにも見えた。
「蝶」と「地平線」という言葉から、ふと一つの曲が浮かぶ。
高槻かなこさん(国木田花丸ちゃん)がセンターを務めた『未体験HORIZON』だ。
Aqoursのファイナルライブ、あの大きなステージに彼女が凛として立った瞬間。待ちわびた瞬間だった。
困難を乗り越え、あの場所に辿り着いた彼女の姿は、今も僕の胸に大きな勇気をくれる。
彼女が示した「あきらめない姿」は、僕を鼓舞する。
けれどそれは、誰かのために無理に強くなることではない。
自分自身の足元を一日ずつ固めていくことの大切さを、改めて教えてくれている気がする。
僕は今日も、自分のリズムで歩く。
しっかりと食事を摂り、もちろん少しずつよく噛み、図書館で静かな時間を過ごし、心身を整えていく。
そんな何気ない日常の積み重ねが、いつかあの人にとっても「安心できる景色」の一部になれたらいい。
未来を急ぐつもりはない。
ただ、今日という日を大切に。
空の向こうにある地平線を、静かに見守りながら。




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