静かに灯る魔法

仕事

今朝、サンタのリアクションが届いた。
季節がそっと返事をくれたようで、心に静かな余白が生まれた。あの人の優しい声が耳元で聞こえた気がした。そんな朝だった。

小さな気持ちも受け取ってもらえた。
あの人のおかげで病気に前向きになれている。その感謝だけは胸の奥に残っている。何かを求めているわけじゃなくて、ただ「ありがとう」という気持ちが伝われば、今はそれで十分だから。

昨日はどうしても眠れなかったけれど、最近は寝不足の日でも、仕事に向かう時には自然と切り替えられるようになってきた。
うちの会社は業界でなんでも作ってくれると噂されていて、魔術師みたいに言われることもある。もちろん杖を振れば製品が生まれるわけじゃない。たくさんの人の想いがつながって、ようやく形になる。だからこそ、自分のコンディションでその流れを止めるわけにはいかない。

明後日、27日は美術館への納品。
納期の日の天気は晴れ。銅は濡れると錆びてしまうから、どうか晴れてほしいとずっと願っていた。最高のコンディションで臨めそうだ。そんな小さな願いが届いたみたいで、想いは通じている気がする。

出来上がった星座を誰かに見てもらえることが、今の自分の励みのひとつになっている。
あの人が見せてくれた景色が、今も背中を押してくれているのかもしれない。太陽の眩しさも、投影された星座も、あの人と過ごした時間が今の自分の歩幅につながっている。

ウィザーディング・ハリーポッターに乗った日のことを思い出した。
あれは、絶叫が苦手な僕と、オバケが苦手なあの人という、お互いの弱点が重なる珍しいアトラクションだった。

最初は、自分の苦手が前に出て、胸の奥がざわついていた。
でも、隣からあの人の悲鳴が聞こえた瞬間、
不思議なくらい、自分の恐怖はすっと消え去った。

ただ守りたかった。
デスイーターが迫ってくるたびに、あの人の肩に手を添えて、
「大丈夫!」と心の中で何度もつぶやいていた。いや、多分あの時は本当に声に出していたと思う。

あの短い時間の中で、自分の中の何かが静かに変わった気がした。
あの人の存在が、僕の勇気の形をそっと塗り替えてくれた。

星座が完成したら、あの人に写真を送りたい。
ただ、いつか実際に二人で見に行けたら、とても嬉しいと思う。

昨日までのざわめきも、ウサギとサンタのスタンプがそっと撫でるように整えてくれた。
まるで小さな魔法をかけてもらえたみたいに。

その灯りがまだ胸の奥であたたかく光っていて、今日は静かに眠れそうだ。
メリークリスマス。

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