空の色に支えられ

仕事

星を無事に届けることができた。
朝、大切なあの人から返ってきたリアクションを、そっとお守りのように胸にしまった。
今日の晴天は、その光を受け取った空が少しだけ機嫌よくしてくれたようにも思えた。

あの人の言葉は、今の自分を支えてくれる大切な光だ。
本当に感謝している。
この青空の下で、あの人は何を見ているのだろう。そんな想像がふと浮かぶ。

イタリア・ベネチアで行われた建築版の万博の祭典は、去年の四月から十月まで続いた。
その総括報告会で、今回の製作物が使われることになった。
大阪万博に続き、今回も間接的とはいえ万博に関わらせていただけることが、本当にありがたい。
施工は来年一月の予定で、関係者として呼ばれることになると思う。
早く、光の、星の集大成をこの目で見たい。

納品の帰り道、手をつなぐカップルを目で追ってしまった。
もしかしたら、あの人かもしれない。そんな一瞬の想像に胸が締め付けられる。
術後の胃の膨満感もあって、シートベルトが苦しいほどだった。
休日の青空を見るのが、まだ少し辛い。
仕事がない時間は、胸にぽっかり穴が開いたような感覚になる。

働きながらも、あの人のことを思う。
あの人のために頑張ろうと思えるから。
仕事をしていないと、あの人のために自分は何ができるのかと考えてしまう。
長い週末のことは、今は考えたくない。
明日からも工場に出ようと思う。

今日は午前中、大掃除だった。
まだ手の届いていない場所もある。社員さんに気持ちよく働いてほしいから、できるところから整えていく。
冬の冷たい水でぞうきんを絞ると、指先に小さな痛みが走る。
その痛みの向こうで、ふとあの人のことを思い出す。
黄昏(誰そ彼)時の空を眺めながら、今日の自分を静かに記録している。

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