温度をそっと大切に

思い出

今朝、大切なあの人から届いた、うさぎのリアクション。
壁の向こうからチラッと顔を出すようなその表情に、やわらかさが混ざっていたように見えた。

でも、もしかしたら心配もさせてしまったのかもしれない。
それでも、あの人の目はキラキラしていて、どこか安心してくれているようにも見えた。

きっと、お互いに揺れているのだと思う。
だけど、その揺れの中でも、目線の高さが近く感じられた。
その少しの緊張さえ、今の僕と同じ温度をしているように思えた。

だから、静かに思った。
次に会えるときは、
前よりも目を見て話せたらいい。
前よりも口角をあげられたらいい。
前よりも胸を張れたらいい。

嘘をつかず、飾らずにいたいから。

たまたま選んだあのお店で、BTSの絵馬に気付いてくれたあの人の言葉が、
ただただ嬉しかった。

お互いに“好き”の話ができたあの瞬間。
境界が静かに溶けていく、同じ温度に触れられた感覚。
ずっとずっと求めていた落ち着いたあたたかさだった。

本当に心地よかった。
懐かしくて、ずっと大切にしてきた気持ちだったから。
この温度を、これからもそっと大切にしていきたいと思った。

お店からの帰り際、店員さんに話しかけられた。
絵馬は伊勢の猿田彦神社に祈祷奉納される、と。

そして、去年の12月に奉納されたときに流れ星を見たと教えてくれた。
その言葉に、思わず胸がふるえた。
あの日の痛みがふっとよみがえって、思わず胃のあたりに手を添えた。

12月の流星群——店員さんが見たのは、僕が見られなかったふたご座流星群だと思う。
あの日、僕は入院していて空を見上げることができなかった。
だからこそ、見られた人の感想を聞きたかった。

あの日、ブログに
「たくさんの星が流れ、その光が、どこかで誰かの願いをそっと照らしますように。」
そう記したことを、ふと思い出したからだ。

あのとき見られなかった光が、こんな形で繋がるなんて。
それも、あの人がそばにいる場所で。
またひとつ、不思議な偶然だと思えた。

サモおと、うさぎさんが奉納される日が、どうか晴れていますように。

お店を出たあと、空を見上げた。
上弦の月はビルに隠れて見えなかったけれど、
その向こうにある光を、なぜか信じられた。

たくさんあるすき焼き屋の中で、あのお店が検索に出たのはたまたまだ。
だけど、すき焼きを一緒に食べられたらいいな、と思っていた気持ちは、
たまたまじゃなかった。

あの人とすき焼きを食べる。
いつかの日から、そんな時間を持てたらいいなと思っていたからだ。

お寺でふとあの人が指差した不思議守り。
あの人の言葉を思い返すと、たしかにそうだと思えてくる。
本当に、不思議なことが続いている。

この先の想いは、文字よりも言葉に乗せて伝えたいと思う。

今月末は、新しい車の納車日で、朝から伊勢に向かう。
行くついでに、店員さんが話していた絵馬を奉納される猿田彦神社にも
足を運んでみようと思う。

サモおと、うさぎさんはいるだろうか。

訪れたことのないパワースポットに手を添えて、静かな光を願いたい。

昨日の私も今日の私も、未来へ繋げる記録として。
未来は決めつけず、ぼちぼちの歩幅で。

今日も風が強く冷える夜だ。
あの人があたたかく過ごせていますように。
あの人の心の火が、そっとあたたかいままでありますように。

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