前向きな「かもしれない」

アニメ

12月4日に追加の検査を控えている。正直に言えば、不安は大きい。結果次第で未来が変わるかもしれない。けれど、その「かもしれない」を不安だけでなく、希望の余白として考えたいと思う。

銀魂の「かもしれない運転でいけ」というエピソードを思い出した。

銀魂は、笑いと人情が入り混じる物語だ。シリアスな場面もあれば、くだらないギャグもある。その振れ幅こそが魅力であり、私が惹かれる理由でもある。

第72話「かもしれない運転でいけ」の回。

石田彰さん演じる桂小太郎が免許を取ろうとするが、常識を超えた「かもしれない」を連発して、杉田智和さん演じる坂田銀時を振り回す。危険を避けるための想定が、実は日常にも役立つ考え方だと気づかされる。懐かしさが勝ち、笑いより涙が溢れてきたが。銀魂は時に人生のヒントを与えてくれる。

私の生活も同じだ。検査結果が厳しいものかもしれない、でも良い知らせかもしれない。不安を想定するだけでなく、希望を想定する。それが私の“前向きな、かもしれない運転”だ。

朝のストレッチで体が軽くなるかもしれない。

お茶を淹れることで心が落ち着くかもしれない。

ゆっくりよく噛んで食べることで身体の負担が和らぐかもしれない、書いたブログが誰かの心を温めるかもしれない。そんな小さな「かもしれない」を積み重ねて、未来へ繋げていきたい。

そして昨日、夢を見た。大切なあの人の笑顔には会えなかったが…大好きだった祖父の影を見た。祖父は戦闘機を操縦していて、私はそこに同乗していた。状況の細部はあえて書かない。祖父は晩年、国のために散りたかったとよく話していた。なぜこの夢を今、自分に見せたのかはわからない。ただ、操縦していた祖父の目は確かに希望を宿していた。

祖父の姿は、人生の舵取りをどうするかを問いかけているようにも思える。不安に操縦席を渡すのではなく、希望を握って進め。そんなメッセージを夢の中で伝えたかったのかもしれない。誰かのために尽くす、その信念を夢から得た学びとして胸にとどめ、これからの舵取りに活かしていきたい。

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