心の羅針盤を片手に

仕事

今朝、大切なあの人から光が届いた。
忙しい合間に、僕のことを思い出してくれたことが、何より嬉しかった。

優しく包み込んでくれるような、温かな光。
けれど、その温度の裏側には、
あの人自身の体調の疲れがそっと隠れているような気がした。

無理をしていないだろうか。
そう思うと、胸がぎゅっと締め付けられる。

伝えたいことは、まだ山ほどある。
でも今は「ぼちぼち」でいい。
あの人がしんどい時なら、なおさら。

僕もあの人も、焦る必要なんてない。
その時が来れば、きっと自然に言葉は溢れてくるはずだから。

今日はメンタルクリニックの日。
驚くほど待ち時間が短く、10時には診察が終わった。

淡々とした時間の中で、気分を少しだけ持ち上げるタイプの抗うつ剤がひとつ追加されることになった。
これで薬は9種類。
「効果が出るのは3ヶ月から6ヶ月先」
その言葉と、手のひらに残る現実を前にすると、
自分はいったい、いつまでこの状態が続くのだろうと、また深い場所へ沈みそうになる。

ひとつだけ、先生に確認した。
明日からの、岐阜県での建築技術講習のこと。

「それはマスト(義務)? それともウォント(やりたいこと)?」
先生の問いに、「ウォントです」と答えた。
会社に言われたからじゃない。僕自身が行きたいから。

「なら、行ってもいいですよ。自然にも触れられるでしょうし」
その言葉に、少しだけ救われた気がした。

今の僕に必要なのは、誰かの意志ではなく、自分の意志で動くこと。
誰かに優しくなるためには、まず自分を一番に大切にして、
優しくしてあげなきゃいけない。

先生の判断は、きっと正しい。
今はそういう時期なのだと、自分に言い聞かせる。
先はまだ長い。

明日から3日間、岐阜へ向かう。
最初の2日は学科。電卓を叩き、頭を動かす。
体調が心配なあの人に、胸を張って話せる自分であるために。

憧れのファントムのように、
静かに、強く、揺るがない存在になれるように。

一歩ずつ、僕の「したい」と、あの人への「祈り」を
積み重ねていこうと思う。

「ぼちぼち」という言葉が、
今の二人を繋ぐ、いちばん優しい糸になりますように。

そして、明日からの岐阜。
電卓を叩く指先にも、僕自身の「ウォント」が
宿りますように。

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