50mg先の笑顔

仕事

昨日から降り続く雨のせいか、心療内科の待合室はいつもより静かだった。どんよりとした空模様とは裏腹に、僕の順番は思いのほか早く、30分ほどで呼ばれた。

診察室での先生との会話は、いつも通り淡々と進む。
眠れているかという問いに、今日は7時間眠れたと答える。この一週間は何をしていたかと聞かれ、玉掛けの資格を取ったことを伝えると、それは頑張ったね、と返ってきた。

そんなやり取りが続いたあと、ふいに投げかけられた質問に、僕は言葉を詰まらせた。
「最近、笑えていますか?」
自分の心にそっと手を当てて聞いてみたら、返ってきた答えはNOだった。

「笑えていません」と絞り出すように答える。先生は静かに「なら抗うつ剤の薬の量を増やしましょう」と言い、量は50mgに増えた。この小さな錠剤が増えることで、本当にまた笑える日が来るのかは、正直まだわからない。

診察を終え、今の僕にできることを考える。
韓国語をもっと学びたい。仕事に復帰した時のために、図面を描く感覚も忘れないようにしなければならない。やりたいことと、やらなければならないこと。ふとした瞬間に、焦りのような波が押し寄せてきそうになる。

そんな時、僕は大切なあの人のことを思い出す。
今日も、その存在からあたたかな光をもらった。
ひとつできたら満点だよ。
その言葉は、こわばっていた僕の心をふっと軽くしてくれる、救いの光だ。

いいんだよ。という響きに導かれるように、深く、ゆっくりと呼吸をしてみる。冷たかった肺の奥に少しだけ温かい空気が巡り、心が少しずつ凪いでいくのを感じた。
焦らなくていい。ひとつひとつ、丁寧に積み重ねていけばいい。
そうすれば、いつか心の底から笑える日が、きっと自然にやってくるはずだ。

さて、明日は大切なミッションがある。
BTSのライブ抽選申し込みだ。明日、忘れずに申し込もうと思う。
どうか、当たりますように。

そんな願いを込めて、今日は筆を置く。
抽選結果については、またここで書くことにしよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました