病気に前向きになれたのも、仕事で成果を出そうと頑張れたのも、ボランティアに踏み出したのも、車の買い替えを決意したのも、猫を飼おうとしたことも、猫のように生きてみたいと思ったことも、マットの上で思い切り回ってみたことも、星を見に行こうとした夜も、ヴァイオリンを奏でようとした瞬間も。
今までブログで誓ってきたすべてのことは、あの人がブログを読んでくれている確証なんてないけれど、どれも大切なあの人に向けてのものだった。やっぱり、僕の原動力は紛れもなくあの人だったんだ。
大切なあの人に届かないまま、眠れず時間だけが過ぎていく中で、自分が「こうしたい」と思っていた気持ちが、少しずつ、静かに薄れていくのを感じている。このままではいけないと、頭では分かっているのに、心が追いつかない瞬間もある。
そんな自分を、どうしても責めてしまう。それでも、たとえ今の自分に嘘をついてでも、なにかひとつ、前へ進むための行動を選びたい。あの人と過ごした時間の中で、何度も誓ってきた気持ちを思い出しながら、今、いちばん大きな一歩を踏み出したい。
最初は、ただ戸惑っていた。
自分の好きなものが分からなくなったわけじゃないのに、手を伸ばそうとすると、どこかで気持ちが止まってしまう。何かを始めようとするたびに、あの人の影がよぎる。それが苦しさなのか、それとも、あの頃の温かさを思い出しているだけなのか。おそらく後者だろうが、うまく言葉にできない。
アニメも、ゲームも、音楽も、食べ物の好みも。ずっと人に言えずに隠してきたものが、あの人とは自然に重なった。だからこそ、あの人と繋がっていた時間の中で、僕は初めて「このままでいいんだ」と思えた。自分の好きが誰かに受け入れられたという感覚は、思っていた以上に大きかった。
ひとつだけ、どうしても書き残しておきたいことがある。あの人が大切だったのは、
決して「自分と似ていたから」なんかじゃない。ブログで何度も綴ってきた、あの人の魅力は、どれも本心で、どれも嘘のない言葉だ。
場を和ませる空気の作り方も、
その場を心から楽しもうとする姿勢も、
食事にゆっくり時間をかけるところも、
ただの習慣じゃなくて、
食べ物を慈しみ、その時間を大切にしているからこそ生まれるものだと思っている。
まだ言葉にできていない魅力は、もっともっとたくさんある。
あの人が特別だったのは、
自分と似ていたからではなく、
あの人自身が、誰とも比べられないほど素敵な人だったから。
そのことだけは、曖昧にしたくない。
その魅力を思い出すたびに胸は痛むけれど、その痛みの奥には、「隣で未来を歩みたい」という大きな願い。「このままの自分を認めたい」という小さな願いが残っている。まだ答えは出せない。でも、振り出しに戻ったわけじゃない。むしろ、ここまで来たからこそ見えてきたものがある。あと一歩のところまで来ている気がする。その一歩がどんな形なのかはまだ分からないけれど、今日はその「心の整理」をここに置いておきたい。
揺れたままでもいい。曖昧なままでもいい。それでも前へ進もうとしている自分が、確かにここにいる。


コメント